夜な夜な月


西の空から黄昏の赤さが失われ、藍色の空が広がる頃、
東の空には大きな満月が顔を出す。一昨日は中秋の名月(十五夜)。
新月から数えて、三日目が三日月、十五日目に満月を迎える。
近くにあった双眼鏡で視ると拡大された大きな月を目の当たりにする。
脳の奥の方からはっと目が覚めたような気持ちになって、
当たり前に知っていることでも感動させられる。
”月”は宇宙空間に浮かぶ天球体なのだ。
一生の内に(80歳までとすると)、一千日ほど満月を見ることができる。
その中の何度の満月を心に刻むことができるだろうか。

満月は必ず東の空から(沈む太陽とは反対の空から)昇る。
そして月の出は毎日1時間ずつ遅くなっていく。
十六日目は「十六夜(いざよい)」。「いざよう」とは「ためらう」という意味で、
月が遅くためらうように出てくるからと、昔の人は月に名前を付けた。
十七夜は立待月(たちまちづき)、十八夜は居待月(いまちづき)、
十九夜は寝待月(ねまちづき)、二十夜は更待月(ふけまちづき)、
段々と遅くなってゆく月の出を待つ様子を名に付けた。
この秋の夜長にも月を待ってみては。

「もの思ふ 心のたけぞ 知られぬる 夜な夜な月を ながめあかして」
西行

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詳しくは過去記事をご覧ください。

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by KiKusa-note | 2015-09-29 16:51 | KiKusa


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