ほよ(宿り木)


KiKusaの「伊勢のしめ縄づくり」には、今年は80人の方にご参加いただき、
ありがとうございました。

皆さんが頑張ってしめ縄飾りを作る姿を見て、今も昔の人も同じように持っていた
良い新年を迎えたいという素朴な気持ちが、この慣習を続かせて来たのだと思いました。
便利さを追求する時代に、古くから伝わる文化は何か素敵なものを教えてくれます。
また来年もたくさんの方としめ縄づくりを楽しめたらと思います。

今年も皆さまに支えていただき、ありがとうございました。
松阪に来ていただく場所がまだ作れずに、もわもわとした気持ちの中
(皆さまにも同じ気持ちをさせたかもしれませんが)、試行錯誤の一年でした。
新しい出会いもあり、人との繋がりの大切さをいっそう感じました。
次の年は、作品づくりと場所づくり、さらに進めたものをお見せできればと思っています。

こらからの時代に、藝術(アート)は人が生きる路の澪標(みおつくし)となり、
植物の力は、ひとときの現世を旅する私たちのお守りとなるはずです。

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宿り木(ヤドリギ)


宿り木(ヤドリギ)は、ケヤキ・ブナ・サクラなどの他の木に寄生する常緑低木。
ケルト民族は宿り木を神聖視し、〈不死、活力、肉体の再生のシンボル〉とした。
キリスト教ではイエスの十字架を作った木にも宿り木が寄生していたといわれる。
冬枯れした木に生える常緑の姿に、古代人は呪的な生命力を感じたであろう。

天平勝宝二年(750)の正月に、越中国庁で大伴家持が催した新年の宴の席で、
ほよ(宿り木)をかざしたことを歌ったと万葉集にはある。

「あしひきの/山の木末(こぬれ)の/寄生(ほよ)取りて/挿頭(かざ)しつらくは/
千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ」 家持

山の木々の梢の宿り木を取って髪に挿して飾っているのは、
千年の長寿を願うという意味。

宿り木の生命力をいただいて、新たな年を迎えたい。

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by KiKusa-note | 2015-12-31 17:18 | KiKusa


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