4月15〜17日は展示と植物workshop


「しきしまのやまと心を人とはば、朝日ににほふ山ざくらばな」

日本人の心を「朝日に匂う山桜花」と詠んだ、松阪の国学者・本居宣長。
この歌は、先の戦争時には軍国主義の高揚に使われてしまったが、
難しく考えずに山桜を愛した本居宣長を想いながら歌うと、
山桜の花の清々しい柔らかさが目に浮かんできます。

山桜はずっと古くから日本に自生する野生の桜。
公園などでよく目にする里桜「ソメイヨシノ」は、この150年くらい前に作られた園芸種の桜。
「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」「エドヒガン」などの山桜の美しさはまた特別。
その桜の花も散り始め、葉桜を楽しむのもまた乙なものです。

家の庭の利休梅の木も、満開の白い花が終わりに近づくにつれ葉が広がり始め。
ラズベリーの白い花はフレンチシャツのようなくしゃくしゃの皺(しわ)感で何とも良くて。
続くはジューンベリーの白い花房が満開になると、美味しそうな実を付けてくれる姿を
どうしても想像してしまいます。

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利休梅の花

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ラズベリーの花

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ジューンベリーの葉


春の心は植物に夢中です。
芽吹いてから葉を広げ、花が咲き枝蔓を伸ばす。
日々慌ただしく変化する光景を目撃しようと目を凝らしてしゃがみ込むと、
小さな蜜蜂が花にむつれている光景に心が遥かへと遠のく。
そんな小さな壮観を記録していきいという気持ちが湧いてきた。


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ヨーロッパ白樺の新芽

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おおいぬのふぐりの花


そんなこんなで今年も愛らしい鉢植え植物がたくさんできました。
山野の野生の草木は自然な姿の力強さと柔らかさが何とも良くて、
足下の小さな草や苔は木と土の間を馴染ませてくれる。
モスポットの黒い素焼きの鉢は苔が付き過ぎるからタワシで擦る。
仕上げは、KiKusa印の木札に天然のオイルを塗り込んで、鉢の脇に挿す。

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ハンショウヅルの鉢植え

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犬枇杷と木通の鉢植え

4月15〜17日の三重・津の喫茶 tayu-tau さんでの「植物に我をわするる 展」には、
鉢植えもたくさん持っていきます。
小さいサイズのものも結構あるので、これから育てたい方にもお勧めです。
どなたもご覧いただけます。
カフェでは美味しいランチ(ご予約をお勧め)やお茶も楽しんでいただけます。
3日間とも作家在廊して、お待ちしています。

植物づくりの会(workshop)は、食べられる実のなる木の鉢植えづくりと、
春のリースづくりです。
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【 KiKusa 植物づくりの会 workshop 】


4月16日(土)10時30分〜
「 山野の実のなる木の鉢植えづくり 」

山野に生える食べられる実のなる木の鉢植え講習。
山葡萄(ヤマブドウ)、犬枇杷(イヌビワ)、木通(アケビ)、房酸塊(フサスグリ)、
一才無花果(イッサイイチジク)、ビルベリーなど。その他にも候補もあり。
鉢植えに使う黒い素焼きの鉢”モスポット”は、自然と味が出るシンプルな鉢。
木の下には自然に草が生えるように、草や苔を植えて野趣な姿を整える。
基本は屋外で育てる山野の鉢植え植物も、たまには屋内で楽しむこともできる。
土づくり、植え替えやお手入れの仕方も学んで楽しむ春の土いじり。
植え替えようの「KiKusaブレンド土」と肥料のお土産付き。

料金 / ¥6000(材料費込、お土産付、飲み物付)
定員数 / 6名

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鉢植えづくり参考写真

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4月17日(日)10時30分〜
「のどやかな春の野のリースづくり」

紫陽花や草花のドライで春の野のリースを手づくりする。
山の蔓の環に様々な紫陽花や草花をひとつずつ繋げてゆく。
取り溜めた植物は季節の記録。
黄色の鋸草の花、ピンク色の高野箒の花、赤色の野茨の実、紫色の小紫の実など、
色取り取りの草花を合わせ、春らしい表情を楽しむ。
部屋に飾る植物リースは、日々の暮らしを心豊かに癒し和ませてくれる。

料金 / ¥6000(材料費込、飲み物付)
定員数 / 6名

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リースづくり参考写真

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終わった後は、皆さんでお茶をいただきます。
workshopの時間は2時間半〜3時間くらいの予定。
お時間の余裕を持ってご参加ください。

いずれも予約制になります。
※ご予約後のキャンセルにつきましてはお断り致しますので、
ご予定のご確認をお願い致します。

ご予約、お問い合せ(KiKusa)
メール kikusa@mctv.ne.jp
電話 0598-67-0524

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KiKusa
L'Art de la Botanique

tel / fax 0598-67-0524
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by KiKusa-note | 2016-04-12 19:38 | KiKusa


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