夢の景色


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この冬の環(リース)を月桂樹の葉で作りたいと思ったのは、
育てている月桂樹の鉢植えの水やりをしているときだった。
常緑樹特有の濃い緑色のすうっと尖った葉に、濡れた水滴が光っていた。
その美しい姿を見付けたときに、冬と常緑樹、芸術の神・アポロンと月桂冠、
その想像が交差して、これで作ろうと思い立った。

毎日見ている世界は、慣れて当たり前になればなるほど見えなくなる。
「ああ知っている」と思い込んでしまうもの。
ときに世界は、目を覚ましてよく見つめなければ見えてこない。
見付けて、見付けて、世界はどんどん豊かになってゆく。

月桂樹の葉の環は、なかなか思い通りの作品にならなくて、
何度も何度もつくり直した。
葉の形や大きさで、乾き方やドライになったときの形が全然異なる。
葉の形や大きさを分けて、乾かし方やつくり方を工夫して、
ようやくイメージに合う作品ができた。

乗り越えられないと思う壁も、一度乗り越えられたらたいした壁じゃなくなって、
壁の向こう側のそれまで見たことも無い景色へ、また足を進めることができる。
そんな一歩一歩の先に辿り着く世界にワクワクしている。


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展示風景


「月桂樹と冬の花環 展」と植物づくりの会では、ご来場、ご参加いただき、
ありがとうございました。
植物に触れ合う時間を楽しみに来られる方の声が、
僕たちの気持ちをどれほど支えてくれるか、今回もしみじみと感じました。

今、夢を見たい。植物で叶う夢を。
まだまだ遠くの壁の向こう側にある「夢の景色」を皆さんと一緒に見ることへ向かって、
強く歩を踏み出したい気持ちです。


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12月24、25、27、29日は、年末恒例の注連縄づくりの会(workshop)を
大阪のSHELFさん、奈良の鹿の舟さん、三重の喫茶tayu-tauさんへと巡回。
SHELFさんでは、今年も夜の部も開催します。
昼間はお仕事の方はぜひ夜の部へご参加ください。
詳細は過去記事をご覧ください。
ご希望の方は、お早めにご予約ください。
当日の各会場では、お正月飾りの展示販売もあります。

あたらしい良い新年を向かえるための年納めの家仕事、
注連縄飾りをぜひ自分の手で作りにいらしてください。

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「KiKusa 2017 Calendar」も発売中です。
落ち着いた雰囲気の12の季節の写真が綺麗に仕上がりました。
小さいサイズ< Normal >、大きいサイズ< Special Edition >がございます。
KiKusaで直接ご注文いただくと、特典のポストカード(非売品)が付きます。
詳しくは、過去記事へ。

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KiKusa
L'Art de Botanique

tel / fax 0598-67-0524
kikusa@mctv.ne.jp
by KiKusa-note | 2016-12-05 22:45 | KiKusa


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