2017年 04月 06日 ( 1 )

春の心


冬の間から、庭や畑を開墾したり、植物制作の場のアトリエを自作で改装したりと、
手間ひま掛けて過ごしました。

要らない木を鋸で切って、スコップで根を掘り起こす。
人力で木と対峙して、草花とは違った植物の力に圧倒される。
切った木は、知り合いの薪ストーブ用の薪にしてもらって再利用。
土をならしたら木を植える、桜や柚に花梨、桂、吊り花に紫陽花。
薄目に芝の種を蒔いて、芝と草が自然に馴染むように。
10年後を思い描いての庭づくり、畑づくりは気が長い。
畑は、KiKusaの作品づくりのための植物畑にしようと、
お気に入りの草花も植える。

窓周りは蔓を這わせるために、竹垣根のような支柱をつくり
冬芽のついた蔓の樹形を整える。
KiKusaの鉢植えの定番の小さな山葡萄や野葡萄も、
地植えすればひと夏で大きな蔓の垣根をつくる。
芽吹きだす春を思い描いて、せっせと野良仕事をこなす。

ようやくの芽吹きに春の心は。。


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桜の鉢植え

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
桜の季節には、業平の名歌を思い出す。
この世に桜がなければ、どんなにか心穏やかに春を過ごせるのに。
桜は春の慌ただしい心をいっそう掻き乱してしまうのかもしれない。
咲いて散る花の姿に、どうしても止まらない時の流れが身にしみるのかもしれない。


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栃の木の鉢植え

栃の木の芽吹きは凄まじい。
春の気温が上がり始めると、栃の木の大きな冬芽がヌメッとしてくる。
芽吹きが始まると、まるでエイリアンの子が生まれるように葉を広げだす。
その姿には毎年ながら、植物の恐い側面を見るような気がする。


今年も愛らしい鉢植え植物がたくさんできました。
5月には三重・津の喫茶 tayu-tau さんでの展示します。
詳細はまたお知らせします。

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KiKusa
L'Art de Botanique

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by KiKusa-note | 2017-04-06 16:38 | KiKusa